2020年11月23日(月・祝)、西覚寺では報恩講法座をお勤めいたしました。

例年は朝席、昼席とございますが、今年は朝席のみのお勤めでした。

お参りくださいましたお同行の皆様、誠にありがとうございました。

少し肌寒かったですが、休憩には空気の入れ替えをさせていただき、皆様足元が冷えられただろうと思います。ご協力いただきありがとうございました。

ご門徒さんが持ってきてくださったお花を前坊守が生けました。

ご講師は山口県より有国智光先生。

四法印を詳しく教えていただき、お念仏のみ教えに広がっていくご法話でした。印とは旗印。他にはないもの。たとえば旅行に皆同じカバンを持ってきたとします。そこで、自分のものがわかるように白いハンカチをつけて目印をするとします。しかし、皆、白いハンカチで目印をしていたら、印にはなりません。印とは他と区別がつくものという意味です。と、わかりやすく例えてくださいました。

仏教とすぐにわかるものが四法印。①諸行無常 ②一切皆苦 ③諸法無我 ④涅槃寂静 一つ一つ味わい深く、そしてそれぞれに関係しあっているものであるとお話くださいました。

また、息子さんを先にお浄土へ見送られているご経験のお話も聞かせていただきました。

死にかけている息子とであったことは一度もありません。いつでも精一杯生き、命を輝かせている息子とであっていました。

小児がんで死んだ息子ではありません。小児がんを生きた息子でした。

という先生のお言葉が胸に突き刺さりました。

お参りくださった方々もそれぞれに胸に響く言葉を持って帰っていただいたのではないかと思います。尊い御法座でした。

次回の法座は来年1月の御正忌報恩講法座を予定しております。また日程等決まりましたらご案内いたします。お参りお待ちしております。

三次市十日市 西覚寺