12月4日に放送されたNHK【チコちゃんに叱られる!】がとても良かった・・・みたい!私は実際には見れてませんが、お経についての話があったそうです。新聞記事で読んだ内容を。
チコちゃんが「お経ってなに?」と出演者に聞きます。ナイナイの岡村さんは「亡くなられた方、天国にいる方への・・・皆きてますよぉ、集まってくれてますよぉ。聞こえてますか?という長々としたご挨拶」と答えます。チコちゃんはお決まりの「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と(笑)
街の人へのインタビューでも「亡くなった方が上手に天国に行けるように唱えてあげるもの」などの意見が。
やっぱりお経って「亡き方へたむけるもの」というイメージが強いんだなぁと再確認しました。
そして、ついにチコちゃんが言います。
お経は「生きている人たちに向けたお釈迦様のアドバイスーーーー!!!」
ナイス!チコちゃん。そうですね。お経は生きている私たちのためのものです。生きていく拠り所、生きていく支え、そして安心して命終わっていける大切なみ教えが説かれてあるわけです。
ですからお経本は大切に扱います。開く前はいただいて開く。お経が終わったら、また額にいただく。そして、畳や床などに直接置かない。お釈迦様が私へ向けて説いてくださった大切なみ教えがこもっているものですから、丁寧に扱うんですね。
経卓というのがお仏壇の前にはあります。これが経卓です↓
「きょうじょく」と読みます。これはお経本を置かせていただく卓なんですね。お蝋燭やお花が置いてある場合も多いですが(>_<)
本来はこちらの経卓は名前の通り、お経本のみを置かせていただくものであります。お経本だけを置かせてもらうこんな立派なものがあるということ自体が、お経は大切なものであるよ、大切に敬って扱いましょうね、と先人方が形を残して教えてくださっているように思います。
お経は生きている人のためのものです。だから浄土真宗のご法事やご法座には必ずご法話があります。お経に説かれてある内容を味わう時間です。お経読むだけでは中々内容を知ることは難しいので、僧侶が法話をし、共に生きていく拠り所を確認する訳であります。
お経は生きている人たちへ向けたもの!チコちゃん、ありがとう!!